Category archives: archive

授乳後は全部絞る!それ、NG行動かもしれません

授乳をしているときは、できるだけトラブルを起こさないように、ちゃんとおっぱいが出るように出来ることをしておきたいですよね。お手入れ方法として、授乳後は残らないように全部絞るようにしましょう、って話を聞くこともあります。確かに、絞ることで古いおっぱいを捨てて新しいおっぱいを赤ちゃんに飲ませることが出来るっていうメリットはあるんですけど、全部絞るっていう行動をし続けること、実はNG行動かもしれませんよ。

おっぱいは赤ちゃんが飲んだ量だけ作られるようになっています。産後おっぱいがちゃんと出るようになるまでは、どのくらいおっぱいを作ったら良いのか体が分かっていないので作りすぎちゃってパンパンに張っちゃうことも少なくありません。そのときは、楽になるぐらい、ちょっとすっきりするぐらいまで軽く絞ることでママが楽になりますね。ここで絞りすぎると、その分作らなきゃ!って体が頑張っちゃうのでいつまでもパンパンに張っちゃうままになるんです。

できるだけ絞る量は少なくすると、赤ちゃんが飲んだ量だけ作るようになっていきます。飲んだ分だけ作るようになれば、しつも新鮮なおっぱいを飲むことが出来るようになるんです。ですから、過剰に作られてしまう授乳初期での我慢が肝心ということですね。ですが、全く絞らずに古いおっぱいが溜まったままになると味も悪くなりますし硬くなって乳腺炎になってしまうこともあります。ほどほどに絞る、っていうことが大切なんですね。過剰に絞ってしまうと飲みきれないおっぱいが出来てしまって味も質も悪くなりますし、ママだって苦しくなりますから、状況に応じてスッキリする程度にするよう心がけましょう。

授乳しちゃいけないときってあるの?

授乳をするときって、ママの体調とか食べたものが赤ちゃんに影響してしまいますから、赤ちゃんにとって悪い影響が出ないように普段の生活を気をつけようと思うものです。だから心配になっていろいろ調べちゃうんですよね。一番気になるのは、どういう時に授乳をしたらいけないのか、という事ではないでしょうか。赤ちゃんにとって授乳っていうのは必要なことですから、できるだけ授乳して良い状態っていうのを維持したいですよね。

絶対に授乳しちゃいけない時、それは医師から授乳を止められたときです。何を食べたらダメ、何を飲んだらダメ、っていう事ではなくて、病気の治療によって使用する薬などが赤ちゃんに大きな影響を与えてしまうという場合は、絶対に授乳してはいけません。医師からも授乳をやめてくださいというドクターストップがかかるはずです。では、その他はどうなんでしょうか。アルコールを飲んでしまった、タバコを吸ってしまった時は、できれば授乳を控えてほしいとは言われますが赤ちゃんへ与える影響についてはっきりとしたデータがありませんから、ママの判断に任せますっていう医師も多いんですね。もちろん授乳中アルコールやタバコは控えておく方が良いのですが、絶対にダメっていう事ではないんです。

風邪をひくなどで薬を飲んだ場合はどうでしょうか。市販薬を自分の判断で飲んでしまうと赤ちゃんへの影響が分かりませんから、病院に行って授乳中でも大丈夫な薬を処方してもらえば得に授乳を控える必要はありません。授乳中でも飲める薬って結構多いんですよ。わざわざ病院に行くのは大変かもしれませんけど、安心して授乳するためですから頑張って行くようにして下さいね。一度飲める薬が分かると、ストックをもらっておくとか市販薬で大丈夫な薬を聞いておくとか対応することが出来ますよ。

乳腺炎に注意!脂っこいもの、スイーツを食べる時は気をつけて!

授乳する以上気をつけなければいけないのは乳腺炎です。乳腺炎というのは乳腺が詰まってしまってしこりが出来る、赤く腫れて痛みが出る、熱が出るなどの症状がでるものですね。ちょっとしこりが出来たかな、と思ったら1時間程度で一気に39度や40度近い高熱が出ることもありますから、とてもじゃないですけど赤ちゃんの世話をしている場合ではありません。乳腺炎はなりやすい体質の人もいますが、乳腺炎になってしまう大きな要因は食事です。

どんな食事で乳腺炎を引き起こしてしまうかですが、基本的に脂っこいもの、糖分の多いもの、体を冷やすもの、スパイスや辛味などの刺激物は避けた方が良いとされています。おっぱいがドロドロになってしまったら詰まりやすくなります。おっぱいが詰まればしこりとなって、それが熱を持って乳腺炎になってしまうんですね。乳腺炎になるとおっぱいが出にくくなってしまうので、乳腺外来や出産した病院などでマッサージをしてもらうことが必要です。これが痛いんですよね。でも、溜まった膿を全部出してしまわないと赤ちゃんに飲ませることはできませんから、ママの頑張りが必要なんです。

乳腺炎を治すためには、つまりを取っておっぱいの流れを良くしていきます。炎症を起こしていれば抗生剤を処方されることもありますね。抗生剤を飲む期間が長くなれば、授乳を一時ストップするように指示されることもありますが、軽い乳腺炎であればとにかく赤ちゃんに飲ませることで治すことが可能です。一度乳腺炎になったら乳腺炎になりやすくなる、っていう事も言われますが、バランスの良い食事、粗食を心掛けることで乳腺炎になるリスクはかなり低くなります。たまに食べる分は良いかもしれませんが、日常的に脂っこい物や甘いものを摂ることは避けるようにしましょう。

授乳中に卵と牛乳を摂ると赤ちゃんもアレルギーになる!?

授乳中に食べたもののせいで赤ちゃんがアレルギーになるって聞いたことはありませんか?例えば卵や牛乳ですね。アレルギーになっちゃうと食べ物の制限が色々出てきてかわいそうだし大変ですよね。アレルギーにならないように気を付けたい!ってママが考えるのは当然です。授乳中も母乳から卵や牛乳の成分は赤ちゃんに渡りますから、授乳中から卵や牛乳を控えておけばアレルギーにならない、って考えるかもしれませんが、実はその因果関係は証明されているわけではないんです。

確かに、母乳から卵や牛乳の成分は赤ちゃんに渡りますが、アレルゲン物質は抗体によってブロックされるので、実は、卵や牛乳を絶たなくても大きな影響はないだろうと言われています。そして、ある研究では卵や牛乳を授乳中に摂ったママの赤ちゃんの方がアレルギーが出ない傾向にある、なんていうデータもあるんですね。卵や牛乳を絶っているママの赤ちゃんの方がアレルギーになる可能性が高いんだっていう、ちょっと信じられないデータになっています。

このデータは数値だけ見るのと、その背景を考えるのとで受け取り方が変わってくるものです。授乳中から卵や牛乳を絶つということは簡単なことではありません。卵や牛乳そのもの以外にも多くの食品に使用されていますから、それを意識して絶っているというママは少数でしょう。そして、それが出来るママというのは、ママ自身がアレルギーを持っている場合だとも考えられます。アレルギー体質は遺伝すると言われていますので、ママがアレルギーだと赤ちゃんもアレルギーになる可能性がある、ママはアレルギーだから卵や牛乳を絶っていても赤ちゃんも体質的にアレルギーになってしまう、っていう事が予想されます。

データを鵜呑みにして卵や牛乳を摂らないと赤ちゃんがアレルギーになる!?なんて誤解をしないように気を付けたいですね。ただ、食べ過ぎればその分赤ちゃんに渡ってしまう成分も増えますから、アレルギーを引き起こしてしまう要因にならないとは言い切れません。授乳中に食事に気を付けるのは大切ですが、片寄ることなく色々な栄養をバランスよく摂ることが大切です。旬のものを食べることもおっぱいにとって良いことですね。いつも決まったものを食べるだけではなく、より多くの食品から栄養を摂ることでおっぱいの質も良くなるんです。

漢方薬は授乳中でも飲めるってホント!?

授乳中に飲める薬には制限があります。何でも簡単に飲んで良い、っていうわけではなく、医師の指示によって飲める薬を処方してもらう事が一般的ですね。ですが、漢方薬は効き目が穏やかだから授乳中でも安心してOKです、って聞いたことはありませんか?漢方薬は自然のもので作られた薬ではありますが、本当に授乳中でも安心して飲むことが出来るのでしょうか。

漢方薬を飲むときも、出来れば医師の指示を仰ぐようにしたいですね。漢方薬は確かに作用が穏やかではありますし、母乳から赤ちゃんへ伝わる薬の成分というのは1%未満だと言われていますから、すぐに何か大きな影響が出るっていうものでは無いと考えられています。ですが、漢方薬のダイオウについてはママが飲むと赤ちゃんが下痢をするっていうデータが出ていますから、授乳中のママがダイオウを飲むことは控えた方が良いですね。

このように、漢方薬の中にも出来れば控えた方が良いっていうものもあるんです。自分で調べるって言ってもインターネットには正確な情報が載っていない場合も多くありますので、やはり医師や薬剤師に相談してどの漢方薬を飲むのか検討するようにした方が良いでしょう。授乳中ではなく妊娠中の方が注意すべきことは多いですね。妊娠中は極端な発汗は良くないとされていますので、発汗作用のある漢方薬は飲まないようにすることが多いのです。薬は東洋、西洋どちらにしても専門家に相談して正しい処方をしてもらう、という事が大切なんですね。

授乳中にお寿司とかお刺身はNG?その理由って?

授乳中にナマモノはダメ!って言われることがあります。お寿司やお刺身が大好きな人は、ナマモノをダメって言われちゃうと厳しいですよね。お寿司やお刺身、本当に食べちゃダメなんでしょうか。実は、特に授乳中だからダメっていうことはないんです。ただ、気を付けなきゃいけないことがナマモノにはあるっていうことなんです。そこを気を付けておけば、授乳中も美味しくお寿司やお刺身を食べることができるんですよ。

授乳中にナマモノを気を付けなきゃいけない理由、それは食中毒や寄生虫の不安があるためなんです。食中毒や寄生虫に万が一あたってしまったら、吐き気や下痢などの症状が出ますから赤ちゃんの世話をするどころではなくなってしまいます。食中毒が授乳によって赤ちゃんに影響するっていうことではなく、ママが赤ちゃんの世話ができなくなることが問題だっていうことですね。悪くなったお寿司やお刺身は食べないようにする、安心できるものを食べるようにするっていうことが大切なんです。

ちゃんと火を通せば食中毒も寄生虫も予防できるものです。ですが、やっぱり生のお魚が食べたい!っていうこともありますよね。新鮮なものを少量食べるぐらいなら問題ないでしょう。ナマモノだけではなく、他の食材でも食中毒には注意が必要です。食中毒は酷いものだと入院が必要になる事だってあります。ママが入院してしまうと赤ちゃんと一緒に過ごすことは出来ません。特に夏場は食品の管理に十分に気をつけるようにしておきたいですね。冬も手洗い等をしっかりして、食中毒の予防に努めるようにしておきましょう。

授乳中にこそ食べておきたいものがあります!

授乳中は制限されることが多いですよね。飲酒やたばこは基本的にNGですし、刺激物は食べないようにする、薬だって医師に聞かないと簡単には飲めない、それなのに赤ちゃんの世話は体力も気力も使いますから、我慢することばっかりかもしれません。特に食べ物って毎日必ず直面することですから、これはダメ、あれもダメって言われるとキツイですよね。でも、そんな授乳中だからこそ食べておきたいものっていうのもあるんですよ。もし好きなものがあれば、毎日の食事に上手に取り入れましょう。

たとえばゴボウやニンジンなどの根菜類ですね。体を温める効果がありますから、授乳中にオススメです。良く煮込むと軟らかくなって食べやすくなりますし、調理方法次第で食感もいろいろ楽しめます。おっぱいは血液ですから、血液がサラサラしていることが理想ですよね。ドロドロだと詰まってしまうかもしれません。乳腺が詰まると乳腺炎って言って痛みや高熱がでることもありますから、サラサラ血液ってとっても大切なんです。海藻類は血液をサラサラにする働きをしてくれますから、わかめとかひじきを食べる事もオススメです。

サツマイモやジャガイモなどのイモ類はおっぱいの出を良くする食材として知られています。サツマイモをふかしたものをおやつにすると良いですね。小豆は水分の代謝を良くしますから、小豆を使ったおやつも良いでしょう。ただ、砂糖や油は摂りすぎるとおっぱいが美味しくなくなっちゃいますから控えめにしてくださいね。血液であるおっぱいをどんどんあげることでママは水分不足になりがちです。水分補給は大切ですからノンカフェインの飲み物を積極的に摂るようにしておきたいですね。

風邪ひいてもおっぱいあげて大丈夫?赤ちゃんにうつらない?

授乳中ママが風邪をひいてしまったとき、授乳で赤ちゃんに風邪菌がうつっちゃうんじゃないかなって不安になるかもしれませんね。ママが食べたもの、飲んだもので味が変わる、成分が変わるっていうことが言われていますから、風邪をひいたときだって何か影響が出るのではって不安になるのも分かります。でも、風邪を引いたからって授乳を控える必要は無いんですよ。

風邪菌って血液感染することはないんです。おっぱいって血液ですから、血液中に菌・ウイルスが入ってしまったら赤ちゃんにも移っちゃう可能性が出てきますが、その心配をすることはありません。ただ、風邪って飛沫感染をするものです。くしゃみ、咳、鼻水から赤ちゃんに移っちゃうので、ママはそこに気をつける必要はありますね。どうしても赤ちゃんと近い距離にいることが多いですから、マスクをするなどして飛沫感染に気をつけるようにしておきましょう。

風邪をひいているとき、積極的に授乳した方が良いっていう意見があります。それは、風邪をひいてママの体の中で作られる免疫を血液、おっぱいを通して赤ちゃんに届けることが出来るからなんですね。風邪をひいたら授乳を控えるんじゃなくて、いつも通りに授乳をするようにする、でも赤ちゃんに風邪がうつらないようにマスクなどをして気を付ける、これが大切なんです。授乳をしているママは簡単に薬を飲むことも出来ませんから大変なのですが、風邪を出来るだけ早く治すために栄養をしっかりとる、部屋が乾燥しないようにする、体を温める、といったことをしておきたいですね。

授乳中、テレビ見たりスマホ見たりしてない?それ、NG行動かも

授乳中って赤ちゃんは頑張っておっぱいを飲んでますから一生懸命なんですけど、ママって何もすることがないと言えばないんですよね。最初の頃は飲むのに疲れちゃってなかなか長い時間飲んでくれない!っていう悩みがあるんですけど、ある程度授乳が軌道に乗ってくるとずっとおっぱいを加えて離さない、30分ぐらい授乳してる…ってことも珍しくなくなってきます。そんなとき、テレビを見ながら、スマホを触りながら授乳をしちゃいがちかもしれませんが、あまり好ましい行動とは言えないんです。

おっぱいが出るのってママの精神状態や体調に大きく左右されるっていうことは知っていますよね?テレビを見てるとき、スマホを触ってるときって精神的には落ち着いてるかもしれません。でも、おっぱいをあげてる、っていうことを赤ちゃんを見ながら意識することでホルモンの分泌が促進される、赤ちゃんを愛しいと感じる母性本能が育まれると言われています。他のことに気をとられていると、ホルモンの分泌がうまく促されないかもしれませんね。

また、おっぱいに集中しないことで赤ちゃんの様子が見えていないかもしれません。赤ちゃんは泣くことでしか自分の気持ちを伝えることができません。お腹が空いた、眠いっていうときはもちろんですが、体調がいつもと違うなっていうときもそれを上手に伝えることができないので、ママが普段と違うことがないか見てあげなきゃいけないんです。いつもより飲む量が少ない・飲みにくそうであれば、味が違うのかな、体調が悪いのかなって感じることができますし、たくさん飲んでいれば喉が乾いてたのかな、お腹が空いてたのかな、って分かりますよね。何か嫌がっていれば今はおっぱいじゃなくて抱っこしてもらったりオムツを変えてほしかったりするかもしれません。

授乳中のちょっとした変化から体調に違和感がないかを確認することもできるんです。その貴重な時間、確かに暇だなって感じることも増えてくるでしょうがテレビやスマホの時間になっていれば残念ですね。授乳中は完全に集中!って意識しすぎると逆にストレスになるかもしれませんが、授乳時間は必ず5分、10分は赤ちゃんをじっくり観察する時間っていうふうに決めておくと、無理なく続けられるのではないでしょうか。

おっぱいを飲むのを嫌がる気がする…それ、食生活が原因かも

おっぱいって飲んだことありますか?もちろん赤ちゃんだったときは飲んでたかもしれませんが、物心ついてから飲んだ記憶があるっていう人はほとんどいないでしょう。おっぱいは赤ちゃんにとって必要な栄養分、免疫力が含まれているわけですが、どんな味でも赤ちゃんが喜んで飲むかっていうとそうじゃないんです。赤ちゃんにとって美味しいおっぱい、不味いおっぱいってあるんですよ。もし赤ちゃんが急におっぱいを飲むのを嫌がるようになったら、それはおっぱいが不味いのかもしれません。

一般的なおっぱいっていうのは、ほんのり甘くて薄い白い色をしています。私も実際絞った自分のおっぱいを飲んだことがありますが、優しい味がしました。逆に不味いと思われるおっぱいも飲んだことがあります。少し白色が濁っている感じで、あまり甘味は感じられませんでしたね。一番ベストなのは透明に近く青みがかっているものと言われています。一般的なおっぱいの方が甘味が強いようです。

赤ちゃんがいつもより飲まないな、そんなときはおっぱいがいつもと味が違って不味いのかもしれません。生きていくために必要だと言っても不味いおっぱいは飲みたくないんです。実は、おっぱいの味を決めるのはママの食生活なんですよ。だから、不味いおっぱいになってしまったのは食生活でダメな部分があったっていうことです。おっぱいが不味くなってしまう原因は脂っこいもの、甘いもの、辛いものを食べてしまうことです。食べたら絶対不味くなるっていうことでもないですが、できるだけ控えておくと赤ちゃんにとって美味しくて良いおっぱいになりますよ。

良いおっぱいのためには塩分控えめ、薄味の和食が一番ですが、たまになら脂っこいもの、甘いものも良いですが、量には気を付けるようにしたいですね。赤ちゃんがしっかりおっぱいを飲めるように、ママは大変ですけど食生活にも気を付けるようにしましょう。